令和6年度「バイオものづくり・エコシステム形成に向けた調査事業」調査報告書

近畿経済産業局では、重点分野の1つに「バイオものづくり」を掲げておられますが、

令和6年度「バイオものづくり・エコシステム形成に向けた調査事業」において、

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が調査報告書を作成されており、本年6月に公開されておりました。

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2024FY/000025.pdf

 

担当課室:近畿経済産業局地域経済部バイオ・医療機器技術振興課

委託事業者三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

 

報告書概要

この報告は、バイオものづくり・エコシステム形成に向けた国内外の動向について書かれた報告書である。三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が令和6年度に実施した調査事業の成果として、関西地域のバイオものづくり分野における優位性を定量的に分析している。調査では学術論文、特許、グラント採択件数などの指標を用いて国内の地域ブロック別の活動量を明らかにし、関西の競争力を客観的に評価した。また、国内におけるバイオものづくり関連スタートアップの拠点分布や特徴的な取り組みについても詳細な分析を行っている。国内各地のバイオコミュニティについては、北海道プライムバイオコミュニティ、鶴岡バイオコミュニティ、長岡バイオコミュニティ、ひろしまバイオDXコミュニティ、福岡バイオコミュニティ、沖縄バイオコミュニティなどの組織構成と役割分担を調査し、それぞれの特色ある活動内容を整理した。さらに海外の先進事例として、バイオものづくりの参入促進やすそ野拡大に資する公的なバイオファウンドリの活動についても調査を実施している。特にBio Base Europe Pilot Plantなどの研究開発活動や、各国のバイオエコノミー政策の策定状況についても詳細に分析されている。この調査は我が国のバイオエコノミー戦略の推進とバイオDX産学共創拠点の発展に向けた基礎資料として位置づけられている。

令和6年度「バイオものづくり・エコシステム形成に向けた調査事業」調査報告書 | Government Report Hub より転記)