https://www.jba.or.jp/event/biojapan_2025_3/
BioJapan2025の開催を10月に控え、今年も海外からバイオものづくり関係機関の参加が予定されています。そこで、当日の交流促進を目的として、参加機関を紹介するセミナーを開催します。 第3回は、オーストラリア・クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology(QUT))のLeon Scott博士に、同大のパイロットプラントを活用した取り組みとともに、バイオものづくりの研究開発成果をオーストラリアで実用化することのメリットについてご紹介いただきます。
開催概要
【開催日時】 2025年9月30日(火)16:00~16:45
【会場】 zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
本ウェビナーでは、オーストラリア・クイーンズランド工科大学(QUT)のLeon Scott博士から、スマートセルテクノロジーがもつ様々な可能性について、例えば、増加する世界人口のための食料供給と健康改善につながる革新的な食品素材の提供、再生可能バイオ燃料の生産、ファインケミカル製造に必要な中間体化合物の生産、などについて、ご講演頂きます。
スマートセルを用いたバイオものづくりのスケールアップと商業化においては、様々な課題があり、具体的にはパイロットスケール規模へのアクセス、発酵原料入手の可能性、再生可能エネルギーの活用、熟練した人材の確保、規制対応への道筋などが挙げられます。
スコット博士からは、オーストラリア・クイーンズランド州に設置されたQUTパイロットプラントで実施されたスケールアップ検討の進捗状況についてご紹介いただき、この施設がスマートセルプロセスのスケールアップ、最適化、商業化の加速に最適な環境であることを紹介いただきます。
また、オーストラリアにおける、受託生産企業へのアクセス、豊富な発酵原料資源や再生可能エネルギーへのアクセスとともに、整備された輸送・物流インフラとともに、新規技術に対応する規制の整備、政府の強力な支援状況など、オーストラリアを活用する魅力について、ご講演頂きます。
なお、ご講演頂くLeon Scott氏は、BioJapanに出展するため、9月後半から日本を訪問予定であり、本セミナーもJBA会議室からお送りする予定です。
スマートセル技術の開発、スケールアップ、最適化における協業に興味を持つ企業や研究機関の皆様と、BioJapan会場でお話しすることを楽しみにされています。
プログラム
16:00~16:05
はじめに
中川 智(バイオインダストリー協会 事業連携推進部長)
16:05~16:35
スマートセルを用いたバイオものづくり製造のスケールアップと商業化(Scale-up and commercialisation of smart cell manufacturing)
Leon Scott 博士(Queensland University of Technology (QUT) , Director of Research Infrastructure operations)
16:35~16:40
質疑応答
16:40~16:45
おわりに
中川 智((一財)バイオインダストリー協会 事業連携推進部長 )