バイオものづくりラボを活用した培養人材育成セミナー(NEDO特別講座)
長森 英二 氏(大阪工業大学 工学部生命工学科 教授)


 発表資料

 

バイオものづくりプロセスをオーガナイズ出来る人材は不足しており、新規参入の障壁になる場合もあります。既存の発酵企業でも、技術伝承に苦労されていると聞く機会は少なくありません。今日では、バイオリアクターは一般的に購入できる製品となっていますが、装置に関わる理論を理解せねば、正しく使いこなす(適正なパフォーマンスを発揮させる)ことができません。大阪工業大学バイオものづくりラボでは、バイオリアクターの装置及び操作の設計について、座学&実技セミナーを2021年度より開催しています。基礎編・応用編・トレーニング編などのコンテンツを構築し、運用をはじめています。基礎編の受講実績は120社、受講者数は300名を超え、予想以上の反響を頂きました。

今回は、この人材育成活動についてご紹介すると共に、現場を省力化しつつ培養データを蓄積し、技術伝承のサポートにもつながるDXアプリの開発(活用企業は10社は超えました)、培養から分離精製まで一貫した支援体制の整備、これらを活用した試作支援活動の状況等について、最近の課題感を含めご説明したいと思います。

<ホームページリンク>